マーカーの設定は、生存時と撃破後、通常表示とAlt押下時の拡張表示、
上記の組み合わせで4つのファイルに分かれています。
markersAliveNormal.xc(生存時/通常表示)
markersAliveExtended.xc(生存時/拡張表示)
markersDeadNormal.xc(撃破後/通常表示)
markersDeadExtended.xc(撃破後/拡張表示)
また、それぞれのファイルは、同様の構成となっており、
"def":{共通要素定義}
"ally":{味方の設定}
"enemy":{敵の設定}
といった感じで大きく3つのブロックに分かれています。
共通要素定義のブロックでは、敵味方共通の要素... 主にテキスト要素の設定が記述されています。
テキスト要素には、ダメージ・プレーヤー名・車両名・残HPなどがあり、
これらの表示有無・表示位置・表示形式・フォント・サイズ・色などを個別に設定します。
敵味方のブロックでは、それぞれに、表示するテキスト・アイコン・その他などを指定します。
作業の大半は、共通要素定義ブロックで定義されているテキスト要素を調整し、
敵味方ブロックの"textFields"要素に、表示したい要素を追加していくといった感じになります。
例えば、今回、ティア表示を追加したい訳ですが、
XVMであらかじめ用意されている物は、フォント・サイズ・色が固定でイマイチなので、
テキスト要素として自前で追加する事にします。
まず、"def":{ 以降の区切りの良い場所に、以下の要素を追記します。
// Text field Vehicle tier.
"vehicleTier": {
"name": "Vehicle tier",
"visible": true,
"x": 0,
"y": -42,
"alpha": 100,
"color": "0xFCFCFC",
"font": {
"name": "$FieldFont",
"size": 13,
"align": "center",
"bold": true,
"italic": false
},
"shadow": {
"alpha": 100,
"color": "0x000000",
"angle": 45,
"distance": 0,
"size": 6,
"strength": 200
},
"format": "{{rlevel}}"
},
各要素は、"要素名":{..., ..., ...}, という感じで中括弧で括られます。
共通定義ブロック自体も、"def":{要素,要素,要素}, という具合になっており、
中括弧で括られた要素をカンマで区切り列挙していく事になります。
この中括弧やカンマを忘れると、読み込みエラーが発生し正しく動作しなくなります。
テキスト要素のパラメータについては、ほとんど文字通りの内容となっており、
これらの数値を好きなように調整していけば良い事になります。
分かりづらいのは"format"要素で指定されている{{rlevel}}などですが、
これは、あらかじめ用意されているマクロと呼ばれる物で、
{{rlevel}}は、車両ティアのローマ数字表記に置き換えられます。
このマクロについては、今後も頻出するであろう要素なので、都度調べる事にしましょう。
次に敵味方ブロックの"textFields"要素に、新たに追加したテキスト要素を追記します。
"textFields": [
${ "def.vehicleTier" },
${ "def.tankName" },
${ "def.tankHp" },
]
見た通り、追記する際は、"ブロック名.要素名" といった名前で参照する形になります。
で、表示位置やサイズを微妙に調整した結果...
こんな感じになりました。